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ここでは、映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』を鑑賞した私なりの感想や、考察をまとめていきます。
タイトルにもしています通り、私は今作中で見てきた事象をそのまま受け入れてしまっており、その真の姿を見破ることが出来なかったです。
前の記事では作品の面白さに着目して記事をまとめましたが、今回の記事では、とにかく騙す規模が私が考えているものより大きかったことと、騙している側の人物達の心境も考えた感想や考察をまとめていきます。
騙された
ここでは、今作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』を鑑賞して、隠された幾つかの要素についてまとめていきます。
ミステリオの正体
ここでは、別次元からやって来た話があったミステリオについて追及していきます。
彼がいた次元の地球は、今巷を騒がせているエレメンタルズに壊されたとのことで、家族を救うことが出来なかった過去も知って涙が出そうになっていましたが、騙されましたね。
その正体は自身が関わった研究をトニー・スタークに嘲笑されたことで恨みを持っているクエンティン・ベックという男性と、他にもトニー・スタークに恨みを持っている人物達の協力によるものでした。
ミステリオに関しては、最初に登場した場面では浮遊しており、またエレメンタルズへの攻撃方法が魔術のように思われたところから、ドクター・ストレンジかな、と思っていました。
けれども、ドクター・ストレンジは手から緑色の煙を出しませんし、頭部を顔まで覆うヘルメットの装着は無かったので、とにかく頭に疑問が多く浮上しました。
それにしても、ベック達が周囲を騙すために行ったことの規模が違いまして、騙されない方がおかしいのではないか、と感じられるほどでした。

私が誰かを騙すとしたら、誰かと口裏を合わせて何かをするくらいが最大規模ですが、今作ではベック達はイリュージョン技術を使ってその中で実際の破壊工作も行っているのです。
なので、最初にミステリオがイリュージョンを解いた場面は最初は何が起こっているかわからなくて、鑑賞していてポカーンとしており、時間差でやっと現状を判断出来るようになって、非常に吃驚しました。
そこからのトニー・スタークに対する、皆さんのこれまでの怒りや恨み辛みを述べている場面に関しては、やっぱり誰かにとって良い人だったのだとしても、違う誰かにとっては悪い人物だったのかな、と思いました。
気がつく違和感
ここでは、初見ではその隠された事象に関して、何度かの鑑賞によって徐々に本当はイリュージョンであることが判ってくることについてまとめていきます。
一番判りやすかったのは、広場で出てきたエレメンタルズと対峙する場面です。
ウェブの変な引っかかりについて初めはサラッと流していましたが、何度か観ると普通におかしいことに気が付きました。
ピーターがウェブを観覧車に放つ場面があるのですが、観覧車にウェブが付着する前に何か目に見えないものに遮られているかのような動きを見せます。
他には火のエレメンタルズが広場で暴れている現場にニック・フューリーやマリア・ヒルが車に乗って現着した場面です。
火のエレメンタルズは、広場で以下のような動きを見せました。
- 周囲の建造物を破壊。
- 破壊した物を周囲に投げつける。
- 火炎放射。
このような状況ですから、当然ニック・フューリーやマリア・ヒルが乗っていた車にも火の粉はかかるのですが、フロントガラスには、まるで弾が当たったかのような跡が付いたのです。
ここはフェイク映像で見せられた動きと、実際の動きが合っていないことによって発生した矛盾であることがわかりますよね。
他にも気づいていないだけで、何かあるのではないか、と更に気になってきます。
自分を貫き通す
それにしても、ベックは非常に策略家だと感じました。
何故なら、自身の設定から、ヒーローネームとしてミステリオと名乗り、フェイク映像を作る技術者も勿論ですが、それらの作り方を構成する部分が非常に手が混んでいると感じられたからです。
ただ物語を作るのではなく、1枚も2枚も仕掛けを施した映像を私達に見せるわけですから、おそらく最初1回見ただけではなかなか理解することが出来ないと思います。
私もその仕掛けに何度も引っかかりました。
特に、ピーターがベルリンに行ってニック・フューリーやマリア・ヒルと合流した時のことです。
何回か観た後では最初からフェイク映像であることを認識していましたが、そうすると、車が来るにあたって周囲に人がいないようにしなくてはなりません。
イリュージョンで作り上げた車の存在を認識して周囲の人が避けることを考えましたが、イリュージョンに気づかない人もいると思いますので、ここの人払いは重要だと感じました。
また、イリュージョンの規模によってはどこまでもフェイク映像が広がりますので、ここはイリュージョンではないのかな、とも思いました。
しかし、トニー・スタークの技術であるイーディスを手に入れているので、ある程度の広さであれば問題は無いのかな、とも想像を巡らせました。

この様に、ベックは本当に最後の最後まで保険をかけてこちらを騙そうとしてきていましたが、目や耳等の普段使う五感ではなく、自分の第六感を頼ることによってピーターがフェイク映像を突破したのは、とにかく凄いです。
何回も観るからこそ、その見せられるものに対してどう対処したら良いか、ピーターが考えた結果としての行動に、彼のこれまでの成長を感じられました。
こうして、ベックによる策略が終わって、ホッとしていましたが、マーベル映画の見所はエンドロールの後に映像が続くことで、その後にもベックの策略が続いていて驚きました。
2人が両想いになって、また、MJがピーターの正体も知ってハッピーエンドで終わるかと思っていましたが、ハッピーエンドの幸せを忘れさせるような、さらなる策略をベックが講じていたからです。
今作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のエンドロール後は、ミステリオとピーターが対決してからかなり時間が経っていると思われますし、なおかつ、ピーターと対決した結果、ミステリオは命を落とすことになっています。
悪いことをしていた人物達の中心人物であるベックがいなくなったのだから、これからは穏やかな日々を過ごすことが出来るのではないか、と考えていたところだったので、このミステリオの動画で驚かない人はいないと思います。
更なる策略の詳しい内容については、スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム サプライズ盛り沢山の冒頭部分でまとめていますので、気になる方は是非ご覧ください。
ニック・フューリーとマリア・ヒル
ここでは、今作に登場したニック・フューリーとマリア・ヒルについて感じたことをまとめていきます。
スパイダーマンの正体がピーター・パーカーであることが世間に公表されてしまった後に、ニック・フューリーとマリア・ヒルが映されていて、何があるのかと思っていたら、姿形が変わってかなり驚かされました。
何故なら最初から本人達ではなかったのと、元の姿の彼らは『キャプテン・マーベル』で確認して以降、一切見かけていなかったからです。
彼らの正体はスクラル人です。
- 初登場は『キャプテン・マーベル』。
- 変身能力を有しており、初対面時のニック・フューリーも驚くくらいだった。
- タロスは、彼らスクラルをとりまとめる威厳のある長として、部下達と一生懸命頑張っている様子が描かれていた。
ニック・フューリーがタロス、マリア・ヒルがタロスの奥さんと思しき女性でやり取りをしているのですが、これによってタロスはニック・フューリーであれば、こういった言動するであろうという思惑の下で行動していたことがわかりました。
このタロスの、内心本人が一生懸命であったことと、作中でニック・フューリーだった姿を思い出して考えると、『キャプテン・マーベル』でも出てきたタロスと印象がまるで違う様子だったので、とても微笑ましく思えてきました。
また今作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』では、『キャプテン・マーベル』の時に自分達の変身能力について誇らしげにしていた様子とは正反対で、現在の最新技術にひたすら驚かされている様子があったので、意外とお茶目なところもあるのかなと感じました。
気持ちの変化
ここでは、ベックに連なっていたトニー・スタークに恨みを持つ皆様の気持ちの変化についてまとめていきます。
街中で繰り広げるミステリオとエレメンタルズとのバトルをどのように見せるかについて、ベックの間で隔たりが見えてきた場面がありました。
状況的にそれまで上手くいっていたことを考えると、気持ちの隔たりが見えた場面は、たまたま気が緩んでいただけであるように感じられました。
そうでないと何人かは、ミステリオとエレメンタルズの対峙を、人的被害が出そうなくらい派手にするように強くする指示をベックが出すことに対して表情を曇らせそうな気がします。
しかし、ベックの危険な提案に対して、誰も表情を曇らせるようなことは無かったです。
また、最終決戦で、ベックの指示によってピーター達をエレメンタルズとミステリオの対峙に巻き込ませて、あわよくば命を落としてもらう計画についてです。
指示を出しているベックの言動が常軌を逸していて、自分達が今までやってきたことについて反省し始めているのであれば、この場面でベックの指示に従わずにこっそり抜けたり、ピーター達にこれから起こることを教えようとしたりする素振りが見られると思います。
しかし、そういったものは見られずに皆さん共に行動していたわけですから、それだけトニー・スタークに対する恨みや、トニー・スタークが残したものであるイーディスを渡す相手に対して、強く禍根が残ってしまったのでしょう。
トニー・スタークの技術として、イーディスがおそらく自分達に渡るとは思ってはいなかったのだと私は想像を巡らせました。
しかし、大きな技術革新が詰まった発明品を、まさか高校生相手に渡されることがわかって、これまでの恨み辛みが爆発したのではないでしょうか?
そして、ミステリオとエレメンタルズの対峙にスターク・インダストリーズの製品を使うことによって、元雇い主にやり返しているのではないか、と思いました。
元雇い主へのやり返しに関しては、エレメンタルズがもしも映像で作られたものであることが世間に知られた場合について考えました。
その映像を作っている機械が天下の大富豪であったトニー・スタークが残した技術や製品であったことが判明すれば、彼がこれまで築き上げてきたものを一気に崩すことが出来て、トニー・スタークに恨みを持つ人達としては万々歳だろうな、と想像しました。
まとめ
- ミステリオの正体は、自身が関わった研究をトニー・スタークに嘲笑されたことで恨みを持っているクエンティン・ベックと、他にもトニー・スタークに恨みを持っている人物達の協力によるもの。
- 今作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で登場したニック・フューリー、マリア・ヒルはスクラル人による変身だった。
今回の記事では、ひたすら今作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で予想だにしなかった出来事や、その隠された事象の規模の大きさについてまとめていきました。
私個人としては、今作に於けるニック・フューリーとマリア・ヒルが本人達でなかったことが何気に強く印象に残っています。


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