ヴィジョンクエスト 育まれる人間性

ドラマ

先日10月14日から、Disney+で配信が始まったマーベル作品のドラマシリーズである『ヴィジョンクエスト』の感想について、様々な視点からまとめていきたいと思います。

ドラマの舞台&状況

ここでは今作に於ける舞台や状況について、冒頭になされた説明からどの作品の繋がりにあるのか、をまとめていきます。

まだ第一話の前半部分しか見ていませんが、要所要所で懐かしいと感じる場面が幾つかありました。

まずホワイトヴィジョンが『ワンダヴィジョン』で起こったウェストビューでの出来事の後に姿を消していた場所がエディンバラであることが判明いたしました。

エディンバラは、マーベル作品以外にも様々な作品で舞台にされているものがありますので、新たな冒険の地になるのだろうか、と思っていました。

しかし、ドラマを見進めていくと、どうやら新たな始まりの地というわけでもないことが判明いたしました。

まず軽飲食店で、ホワイトヴィジョンが人間の姿をして働いており、そこのオーナーであるフィオナとの会話で微妙に話が合っていないような部分で気になってきました。

フィオナは昔ホワイトヴィジョンが女の子を連れてきていたことに言及しており、私としてはホワイトヴィジョンがここに来るのは初めてだと思っていました。

なので、初めはオーナーが脳の機能障害か何かでホワイトヴィジョンのことを誰かと勘違いしているのか、と思っていました。

しかしながら話を聞いていくと、赤毛の女の子とよく一緒に来ていたことに言及しており、またホワイトヴィジョンもそのことについて完全に否定していないのです。

このことや、以前来ていたことを踏まえると、この軽飲食店にはホワイトヴィジョンではなく、ホワイトヴィジョンの元になったとも言えるヴィジョンが来ていたということになります。

そこからオーナーが言ってる女の子とは、ワンダのことなのではないかと感じてきました。

実際、ドラマを見ていくと、その通りであることが判明いたしました。

また、そこから2人がよく一緒にその軽飲食店に来ていた状況から考えるに、おそらく『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の後から、『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』の間での2人の出来事であることが判明いたします。

『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』ではヴィジョンとワンダが仲睦まじく暮らしていた様子がほんの少しではありますが描かれており、本当に幸せそうな様子だったので、そこから一気に展開が変わるだなんて、誰も思いもよらなかったと思います。

人間らしさ

ここでは、今作『ヴィジョンクエスト』で出てきたホワイトヴィジョンの人間らしさについて深掘りしていきます。

ホワイトヴィジョンの苦悩

まずは、ホワイトヴィジョンが人間の生活に溶け込んでいる部分についてまとめていきます。

ホワイトビジョンが人の暮らしに溶け込んで生活をしている理由については、自身の元になったヴィジョンが人間らしかったことを理解したいがために、ホワイトヴィジョンにとっては矛盾だらけの生き物である人間の生活に溶け込んでいることが判明いたしました。

ホワイトヴィジョン本人も、自分がしていることについて納得しきれていないような様子が見られました。

しかし、この後にヴィジョンとワンダが通っていた軽飲食店で、謎の部隊に襲撃された場面に於いて、ホワイトヴィジョンの人間らしい部分と思われる描写が見られたように思うのです。

まず、襲撃されたのはホワイトヴィジョンがワンダと通ったわけではない軽飲食店です。

襲撃によって建物のガラスやお店に置いてあった飲み物が沢山壊されていく様子を見る間で、テーブルに、おそらくワンダとヴィジョンが彫ったと思われる2人の愛の証を眺める描写があったのです。

S.Warden
S.Warden

その描写の時のホワイトヴィジョンの表情が、自分がワンダと愛を確かめ合ったわけでは無いにしても、自分を構成する一部のようなものが壊されているような感覚に陥っているような、少なくとも楽しそうな表情はしていなかったように私は感じました。

ここから私は、ホワイトヴィジョン本人も思わぬうちに人間性を育んでいたことを、いちファンとして想像を巡らせました。

しかし、その後にホワイトヴィジョンが本領発揮して、お店に踏み込んできた襲撃者達を手加減無しに倒しているところについては、かなりお店の中で暴れたと思われる様子が、お店の外から映されていて少し衝撃的でした。

もしも思い出を大切にするのであれば、私であれば、これ以上の被害が広がらないようにもう少しコンパクトに立ち回るからです。

しかしながら、反対に大切で壊されたくない場所として、本心に刻まれている場所だからこそ、正体不明の者達によって土足で踏み荒らされている状況に腹を立てて、衝撃者達に手加減無しで立ち向かったとも取られました。

【不思議】AI達とのやり取り

ここでは、ホワイトヴィジョンが行っていたAI達とのやり取りについてまとめていきます。

ホワイトヴィジョンが1日の終業後に、人の姿から本来の姿に戻ったと思われる描写から建物の前に立っている場面に変わりまして、最初はこれから起こることが予測できない、不思議な感じがありました。

その建物に入ると人の姿をした様々なAI達が出てきて、ホワイトヴィジョンと会話をしながら建物のメンテナンスや、1日に起きたことを整理整頓している場面になったので驚きました。

理由は2つあります。

まず1つ目は、そのAI達がこれまで聞いたことのある名前の者達だったからです。

ジャーヴィス、フライデー、イーディス等、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。

これまではトニー・スタークやピーターの近くで耳にしたことのあるAI達の姿を、人の形で見られると思っていなかったので、非常に驚かされました。

また、それぞれが個性を持って動いている様子が見られたので、人ではないはずのものに対して、人間味を感じたことによるギャップがありました。

驚いた2つ目の理由は、AI達とのやり取りの様子です。

S.Warden
S.Warden

終業後は家に帰ってから明日を迎えるために、身体を清めたり晩御飯を食べたりしてから寝るのが私の日常のルーティンなので、家に帰ってから休むことなくAI達と会話をしている様子に驚きを隠せませんでした。

このことについて、最初はやはりAIが元にあるから人間離れしているように感じられました。

しかし、改めて第一話の前半を見終わってからふと感じたことは、人間離れしていると感じた場面こそ、人間のようである、ということです。

私達人間は睡眠中に1日にあったことを整理整頓したり、十分な睡眠をとることで免疫力を維持します。

それこそ休んでいると思われる間も脳は動き続けているのです。

そう考えると、ホワイトヴィジョンが終業後に自宅と思われる場所でAI達と家のメンテナンスやセキュリティの指示出し、就業中に起こった出来事の反省を行っていること等について、本人は人間らしさを理解したいことを言っていますが、もう既に人間味を帯びてきているように感じられました。

第三者による人間性の証明

ここでは、第三者の言動から考えられるホワイトヴィジョンの人間性について考えていきます。

オーナーは、ホワイトヴィジョンを誘っている食事会について、かなり頻度高く行っているから気にせずに来てほしいことを言っていました。

この言い方からして、おそらくホワイトヴィジョンは一度、オーナーから誘われた食事会を断っているのか、断りそうな雰囲気を出していたものだと思われます。

だからこそオーナーは、まだ他にも食事会をする機会があるから、ぜひ来てほしいことを伝えているのだと思います。

私であれば、少なくとも嫌な相手に対しては食事会の誘いはしませんし、もしそうなってその場の流れで誘った場合、相手が断ってくれたらホッとします。

S.Warden
S.Warden

このことから、ホワイトヴィジョンとしてこのお店でしばらく働いていたようなのですが、その期間にオーナーとの絆を深められたのではないか、と感じられました。

ヴィジョンとしてワンダと一緒に、しばらく前にある一定期間、このお店を訪れていたこともこのオーナーがホワイトヴィジョンに心を許している要因なのかもしれません。

しかし、オーナーが食事会にホワイトヴィジョンを誘う言動から、ホワイトヴィジョンがこのお店で働いていた間にも、きちんとオーナーに対して礼節があったのだと感じられました。

まとめ

今作『ヴィジョンクエスト』の第一話、前半部分を観た感想としては、ホワイトヴィジョンが様々な出来事の経験を通して人間性を理解しようとしていくことこそが作品名にも盛り込まれているように「クエスト」なのではないか、と感じられました。

そうすると、第一話の前半部分だけでホワイトヴィジョンが目指す人間性の理解について、理解は出来ていなくともその心の内には既に人間性が育まれているように感じられました。

次の記事では、今作の第一話、前半部分で判明したウルトロンの現状や、突如襲ってきた謎の部隊やその指揮者や仲間について、私が考えられる範囲内で考察をまとめましたので、今作と併せて是非ご覧ください。

次の記事はこちらです。

ヴィジョンクエスト 様々な脅威と謎
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