スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ ピーターらしさの表れ

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スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ【驚愕】判明したヴィランの正体
前の記事はこちらです。ここでは、先日2026年7月31日の金曜日に公開が始まった、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』を鑑賞した感想や考察をまとめていきます。内容としては、今作で注目されていた、ヴィランとされた人物に焦点を当てて、作中…

ここでは、先日2026年7月31日の金曜日に公開が始まった、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の中で現れたピーターの変化の中で見られた、これまでと変わらない彼らしさについて幾つか見られたので、いちファンとしての感想をまとめていきます。

記事の内容のまとまりを優先した結果、劇場中の時系列通りにはならず、内容も一部本編に触れていますので、気にされる方がいらっしゃいましたら、お気をつけください。

また、別の作品との繋がりや共通点が見られたことや対比も行っているため、今作だけに触れた感想にはなっていませんので、併せてこの先を読まれるかどうかの判断をしていただけたらと思います。

これまでの記事では、今作に至るまでのピーターについて考えたことや、今作で登場した人物について驚いたことの感想をまとめていきました。

気になる方がいらっしゃいましたら、以下のリストで並べていますので、是非ご覧ください。

  1. 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』冒頭部分を過去作品と比較した感想
  2. 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』意外な人物達の登場
  3. スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ【驚愕】判明したヴィランの正体

蜘蛛由来の変化

まずは映画が始まってしばらくしてから、ピーターの様子に変化が出てきた場面についてです。

特に、黒目が大きくなったところはヴェノムが出てきたかと思って、ヒヤリとしました。

何故なら、ヴェノムと言えばハードな演出がありそうなコマーシャルを見たことがありましたので、優しいピーターが本能に身を任せる場面が出てくるのではないかと、少し怖くなったからです。

ヴェノムと言えば、トビー・マグワイアがスパイダーマンを演じた際に、ヴェノムの様な、シンビオートに寄生されてピーターが本能性を増した場面が見られました。

この経験もあったので、今作でピーターの黒目が変化した場面でヒヤリとしました。

その後、黒目が大きくなる現象は蜘蛛由来であることが判明して、本能性が増すかもしれないシンビオートと無関係であると判断できたので、私は非常に安心しました。

また、ピーターが自身に起きた変化について探っている時に見ていた動画は、おそらく蜘蛛の脱皮動画だと思われます。

私は、蜘蛛由来のことだからピーターは自信に起こっている変化の正体をしっかり確認するために、最後まで動画を見ると思っていました。

そうしたら思いの外動画を見ていて感じた気持ち悪さを表情に出して動画を止めていたので、その部分にピーターらしさを感じ、今でも思い出したら意外と面白くてクスリと笑ってしまいます。

茶目っ気

次はジーンを助け出すために、ジーンが捕われている施設の前までピーターが来た場面についてです。

施設に入る前のことですが、門番達に見つかった時に、いきなり対峙すること無く、運動する前の準備運動をし始めたのです。

これまでそういった場面は無かったので、私は驚いて呆気にとられました。

本人も、高校生ではなくなったから準備運動が大切である旨を言っており、身体の筋を伸ばしており、ピーターが年齢を重ねたことを感慨深く思いました。

何故なら、前作の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でアンドリュー・ガーフィールドと、トビー・マグワイア演じる2人のスパイダーマンが、スイングのしすぎで、背中をほぐさないといけないようなことを言っており、2人もそういう年歳になったのだな、と鑑賞時に感慨深く思う経験がありました。

この経験があったので、今回門番達と対峙する前に準備運動をしていたピーターの、もう高校生ではないから準備運動が必要である発言を信じ込んでいました。

S.Warden
S.Warden

しかし、準備運動がいつ終わったのかわからないタイミングで、とてつもないスピードで門番達を倒していくわけですから、思わず私は「準備運動要らないでしょ」とピーターにツッコミを入れてしまいました。

変化の起こりと受け入れ方

ここでは、今作『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』で制作陣が特に観せたかった部分の1つではないか、と思われるピーターのかっこいい場面について、私の経験談も踏まえて感じたことをまとめていきます。

自分を受け入れる

ここでは、門番達のガードをくぐり抜けて、ジーンが捕らわれている施設内に侵入した時のことです。

施設内の衛兵達にウェブシューターを破壊され、いよいよ自身が身体内で作り出すウェブに頼らざるを得ない状況に陥った時には、私も映画を鑑賞していてハラハラドキドキしてきました。

今作『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』ではピーターに蜘蛛由来のホルモン増加による身体の変化として、ピーター自身の身体内でウェブを作り出すことが出来るようになっていました。

一見、ウェブシューターの故障の心配がなくなって良いと思われますが、今作中でも身体内からウェブを発射するのに慣れず、苦労している場面がいくつか見られました。

しかも、ウェブシューターとの併用が出来ないとのことで、ピーターは悩まされて、蜘蛛由来のホルモンを抑えるチップを発明したのですが、ウェブシューターを破壊されてしまった状況では、自身が作り出すウェブに頼らざるを得ないわけです。

しかし、そうするといつも周囲のことに気を配っている優しいピーターではなく、脱走したスコーピオンを止めようとした時のような、本能性が前面に出てくる精神状態になってしまうのです。

ここで再び、シンビオートに寄生されていた頃のトビー・マグワイア演じるピーターのことを思い出して、ユーモアもある優しいピーターではなくなるのではないか、と悲しさを感じました。

ここで衛兵達に行く手を阻まれたピーターは、更に先の目的地へ進むために、蜘蛛由来のホルモンを増大させて人間らしさの象徴、ピーター・パーカーであることを捨てるか、目的達成のためなら周囲のことなど気にもとめないが強さの証、スパイダーマンであることを捨てるか問いかけられていました。

そこでピーターではなく、スパイダーマンとしての運命を受け入れるのか、と私はヒヤヒヤしていました。

何故なら、刑務所から脱走したスコーピオンを止める際の言動が、これまでのピーターとは違っていたからです。

これまでのピーターであれば、周囲に余計な被害が出ないようにヴィランの行動を止めている場面が多々あって印象に残っていました。

しかし、その時は周囲への配慮も無くスコーピオンを止めることに一生懸命になって、蜘蛛由来のホルモンに身を任せた行動のように感じられました。

この様子は、スコーピオンを止めると言うよりも、倒す方に重きを置いているような、理性が外れたような行動だったので、少し怖さを感じていました。

だからこそ、衛兵達からスパイダーマンとして生きるか、ピーター・パーカーとして生きるかを問い正されて、ピーターの黒目が大きくなった時に私は、あの本能だけを表に出したピーターで生きていく決心をしたのかと、悲しさと恐怖が混じった感情を持っていました。

S.Warden
S.Warden

しかし、実際にピーターが蜘蛛由来のホルモンが増加した状態の、これまでは押さえつけようとしていた部分も自身の一部として受け入れて、ピーター・パーカーとしての人間的な繋がりを必要とする弱い部分も受け入れることを選び取った、そんなピーターがこれまで以上に成長したヒーローに見えました。

特に、衛兵達と対峙した際に、衛兵達を退けようとした先に鋭利な物があるところで、私はその衛兵の命の危機を感じました。

しかし、その鋭利な物が衛兵の身体に接触する前に、自身のスパイダーウェブで衛兵の身体を受け止めていたので、この場面が特に印象に残りました。

少し前の部分では、衛兵達が自身の命を省みない行動でピーターの行く手を阻んでおり、実際その衛兵の行動でピーターも傷を負っているのです。

今思い出したら、衛兵達もジーンが操っていたのでしょう。

これらのことがあっても、なるべく負傷者を出すまいと、自身がこれまで掲げてきた信念を貫き通そうとするピーターは、今作『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』で一番格好良かったです。

自分を見失う

ピーターの今回の葛藤を劇場で目にして、私は友人を思い出しました。

友人はピーターのように蜘蛛由来の遺伝子が体内に組み込まれているわけでは無く、生まれつきの特性があることを教えてくれました。

このことについて友人は、最初から知っていたわけでは無く、高校生位の時に両親から開かされたとのことですが、何と小学生の頃から、自身は周囲の人達とは違うのではないか、と漠然とした感覚も持っていたようで、自分が周囲と違うことがわかる友人に対して驚きつつも凄いと感じていました。

ただ、はっきりとはわからなかったから、特に何も調べず、何も聞かずに通常通り生活していたとのことです。

高校生の頃に自身の特性を聞いた時には、小学生の頃から漠然と思っていた自身が人とは違うことに、妙に納得することが出来たとのことです。

S.Warden
S.Warden

ただ、そこからが大変だったようです。

これまでは無かった自身の特性に関する情報が、生きていた中で突如として出てきたことで、自身が何者なのかわからなくなってしまったことが理由であると明かしてくれました。

自分が本当に周囲とは違う人間であることを、現実として目の当たりにしてしまったことで、それまで生活していた様に日常生活を過ごすことが大変だったことを教えてくれました。

例えば、以前対面した出来事ではどのように対応するのが自分なのか、自身がわからない感覚に陥ってしまい、どのように対応してもまるで自分ではないような気がしていたとのことで、どうにかしようと思って基本的に大人のような、落ち着いた雰囲気でいるように心がけていたようです。

そこからしばらくして、日常生活の中で色々あったとの事ですが、落ち着いて生活することが出来るようになった頃に、大人らしく落ち着いた雰囲気で過ごそうと意識すること無く、自分らしく日常生活を送ることが出来るようになっていたとのことです。

この友人の経験談を聞いて、友人が何かを意識しなくなったのは、自分らしくいられるようになったことかな、と友人が落ち着いたことに対して私は胸を撫で下ろす気持ちになりました。

このように、私の友人が生まれつきの特性を受け入れられずにいたけれども、生活をしていく中で、自身の特性を受け入れられるようになったことと、ピーターが自身の中で増える蜘蛛由来のホルモンからやってくる身体変化について、都合の悪い部分を抑えるのではなく、受け入れられるようになったことと似ているのかな、と今作『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』を鑑賞して感じました。

まとめ

今作品ではピーターらしい優しさや茶目っ気は勿論見られて面白さもありましたが、今作『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』で私達に観せたかったことは、超人的な能力を持つピーターも、自身の中で起こる変化と少しずつ向き合いながら日々ニューヨークを守っているのではないか、と感じました。

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